2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
金井美恵子の「夢の時間」と「プラトン的恋愛」「森のメリュジーヌ」を読んだ。とくに「夢の時間」は帰省時に飛行機のなかで読んだ本でとても面白かったのを読み止しにしていたものだ。空港や飛行機での思い出は、コレクターズの「ぼくを苦悩させるさまざま…
生きながら死んでいるような生活にぼくはオフィスでキーボードを打ちながら泣きそうになった。窓の外には正確にグリッドを打たれたビルディングの窓がいくつもどこまでも並んでいた。何本もの蛍光灯が天井にならんでいるのも見えた。もう6時間もぶっ通しで…
神社の境内で船を回した。そこは京都の三年坂のような石畳の道から続いていた。われわれ生徒はくじ引きで合唱か船曳のどちらをやるか決定された。ミッキーマウスマートを含むみっつの合唱が終わった後ぼくらにはガウンのようなはっぴが支給されいよいよ船を…
下北のバーでピカビアの展覧会カタログを眺めてからというものダダやシュルレアリスムが再び気になってきた。それからそれらの美術を生むきっかけとなった現代的な都市の環境と、人類がそれに対して考えてきたことにもまたふれたくなった。今日的な小説とい…
島田雅彦と浅田彰のダンテについての対話は刺激的だった。はやく「神曲」を読んでみたい。そういえば大学時代の後輩が生協の書籍部で買って読んでいた。ぼくは「神曲」を読んでない点で彼に劣っている。 目が疲れてきたので店をでて商店街を南へ進み、理容室…
どこかに古本屋があるはずだった。それでつれづれと商店街を歩いているとヨーロピアンパパなる中古CD屋を見つけた。ずっと以前、学生時代に入ったことがあるが、そのころとかわらないたたずまいで、黒塗りの建物に入った店の前には大量のCDが山と並べられて…
朝起きて二度寝して、次に起きたとき枕もとのレッツノートからブログの更新をした。そして時間をかけてエッチな動画を探し、オナニーをすませた。すると眠くなってきたので、眼鏡をかけたまま目をつぶっていると、夢とも現ともつなないものを見ながら、時間…
彼はいつも文句ばかりを言っている。フリーターであるときは収入のないことと暇がありすぎることを嘆き。職についた今では毎日の生活に仕事以外の時間が持てないことに憤っている。 フリーターだったころ彼は昼前に起きて、街に出て、散歩しながら古本屋や古…
早めにオフィスを出て下北沢に帰ってきた。嬉しい。しかしなぜ嬉しいのかを考えると嫌になる。ブックオフに寄って下北沢に帰ってきた。それから古本屋をつらつらと覗いていって、新しくできたカフェバーでバターキチンカレーとハートランドビールの夕食をと…
もう1年はセックスをしていない。ぼくはもっとセックスをするべきだ。ものの本で読んだがオーストラリアの人々は週に2回はセックスしているらしい。ぼくもせめて週に2回はセックスをしたい。本当は週に3回くらいセックスしたい。あぁ。なぜぼくはセック…
金曜の夜と土曜の夜。これがいったいどのようなことを意味するかわかるだろうか。そう。サラリーマンが酔いつぶれることのできる夜である。ぼくは週休4日、執筆3日の作家生活を夢見ているので、とても遊ぶ時間が足りるものではないが、ともかくやれること…
動機がする。夜の空気が冷たかったせいか(冷たい空気が肺に悪く肺炎を引き起こすことはドストエフスキーも書いている)、それとも、間違った仕事をしているストレスのせいか。田舎のショッピングセンターの近くを歩いていると高校時代の友人に会った。ぼく…
ぼくは学園を歩きながら女の体と空の美しさに見とれていた。冬の空気はなんて澄んでいるのだろう。それで冬の太陽が、アスファルトを、コンクリートの、ビルディングスを、なんと美しく、普く照らしていることだろう。ぼくは醜い人間と、美しい風景を見てい…
精子がたまるとセックスがしたくなる。ぼくは仕事を始めてオナ禁生活を送るようになって、精子がどれほどまでに男の人生を左右するのか感じることができた。君は晩にオナニーした翌朝女を抱けるか?若いうちはできるだろう。でも年をとると難しくなる。どん…
今日も仕事は大変だったのだ。6時ごろ残った事務作業を済ませようとしていると上司がやってきてぼくを会議室へ連れ去った。それから彼の長い長いごたくがはじまった。 彼は可愛そうな人間だ。若手が中心の職場で彼が気楽に話せる人間は1人もいない。彼は偉…
仕事に生きがいが見出せない。仕事がぼくを死に追い詰める。ぼくの心から…。ぼくは早晩会社を去るだろう。でもそうしたところでぼくはいったいなにをするのだろう。ぼくはたとえば小説家になりたい…。ぼくはそれに向かってがんばるつもりだ。けれども…。ぼく…
年明けに帰省したときのこと。ぼくは半年振りに会う友人たちと一緒に焼き鳥屋に入った。友達は2人とも小学校時代からの友人で、家も近所で昔からよく一緒に遊んでいた。ポケモンがはやったときなどはポケモンクラブと称してゲームボーイを持って互いの家に…
オフィスを出たのは9時前だった。アパートへ向かって坂道をくだってゆくと、暗い空にうっすらと白い塔がたっているのが見えた。ゴミ処理場の煙突に違いなかった。ぼくは東京へ出てきたころを思い出した。毎日学校への生き返りに電車の窓からあの白い煙突が…
ぼくはまぼろしを見て生きてきたからこんなことになってしまったのだろうか?ぼくが見ていたのはまぼろしだった。まやかしの人生の…。そして今でもまぼろしを見ているのかもしれない。生きるのは難しいことではない。難しいのは、人間であることだ。ぼくは人…
年末になると「彼岸先生」が読みたくなるのであった。それはなぜかというと、ちょうどその時期に帰省をするからである。東京と田舎で適度な自己分裂が起こる。また、3年前の年末と年明けは上海にいた。上海のマクドナルドでもこの本を読んでいた。島田雅彦…
今日もオフィスを出たのは8時を過ぎていた。なんてクソみたいに長い労働時間なんだ。このままでは僕は壊れてしまう。心の栄養が足らずに…。 心の栄養を補うように、ぼくは精子をためるようになった。かつては毎晩布団に入ってオナニーしていたものである。…
ヒモの優れた点はいくつもある。ひとつは働かなくてよいこと、ひとつは恥ずかしいこと、それに女にもてることだ。 働かなくてよいと時間ができる。その時間で散歩をすることも本をよむことも美術館へ足を運ぶことも映画館で昼寝をすることもできる。またヒモ…
おかげさまで東京ちんこ倶楽部は10000ページヴューを迎えました。お世話になっている皆様のおかげです。本当にありがとうございました。 これからも東京ちんこ倶楽部は皆様に愛される有用なコンテンツを目指して精進して参ります。これからも東京ちんこ…
8時半に会社を出たら買い物をして帰ると9時半になる。それから飯を食って会社から出された「宿題」をやって、洗濯をしてシャワーを浴びると、日がかわってしまう。これではなにもできやしない。おまけに食事時間が遅くなるから体内時計が狂う。眠りが浅く…
今日は営業電話をかけた。楽しかった。ぼくはまるで声優のようだ。いい声をしている、だから営業電話は楽しい。 でも夜まで働きたくはない。今日も8時半まで働いていた。おまけに「宿題」まででた。なんのために教育を受けてきたのだろう。勉強した結果がこ…
いとこが買ったコートには6万を越す値段がつけられていた。そんな大金を服にはたいてなんになるだろう?大事なのは心だ。頭だ。 ぼくの父と母は子育て以外の時間をテレビをみて過ごした。ぼくはそれを恥ずかしいこと、もったいないことだと思っている。その…
いとこが出張だというので東京へやってきた。彼と新宿で会って昼飯を食った。焼肉だった。彼は2500円の上焼肉ランチをぼくの分も注文し、ふたりでビールも飲んだ。会計は彼がカードで払った。 それから服を見たいというのでマルイのポールスミスへ行った…
お前はいつも仕事に追われていた。オフィスで仕事に追われていた。だから気がつかなかったのか?お前がどれほど傲慢になっていたのかを。お前は機嫌が悪いときは部下にあたり散らかし 機嫌のいいときは1人でなにかを言って部下を無理やり笑わせていた。恥ず…
ぶどうのきんちゃんと白ぶどうのたまちゃんは大のなかよし。今日もぶらぶらぶらさがっていました。次の日台風がきてぶどうのきんちゃんを吹き飛ばしてしまいました。白ぶどうのたまちゃんはわんわん泣きました。でもその次の日たまちゃんはきんちゃんを探し…
世の中には悪くない労働もあるだろう。ぼくが今から言う条件をすべて兼ね備えた労働をいうものを考えてみてくれ。まず、8時半始業で17時半終業だ。これだけで君は仕事がやっていけそうな気になるだろう。そして、女の子との出会いが沢山あるんだ。おまけ…