2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

なんとか生きていたい

面接を終えて、ぼくは正社員となることを許された。でも面接の内容はひどいものだった。普通の会社ならば間違いなく落とされるぞとさえ言われた。ぼくはお情けで認めてもらったのである。しかしそれもぼくの学歴の高さがあってのことで、上司はぼくの素直さ…

糞みたいな会社…つぶれてしまえ!

母親に会社をやめようと思っていると言ったら原子力発電所の人たちはみなとても辛い思いをしているのだからあんたも頑張らなければいけないと言われた。たしかに頑張っているのだろうが、それでぼくも頑張らなければならないと言われるのは何故だか分からな…

濡れ布団なみだ橋

布団が湿っている。ぼくが4年間毎日横になり続けてきた布団だ。ぼくがいつも寝ている場所だけが潰れている。もう2年くらい陽にあてたこともない。ひどい布団だ…。 ぼくはこの布団の上でいったい何度女の子を抱いただろう。この布団には、彼女達のかいた汗…

ぼくは東京に留まってよいものだろうか?

仕事をやめるとなると考えなければならないことがたくさんある。会社にはどう切り出すのかとか、次の仕事はどこで見つけるか、親にはなんといって伝えるのか、なにより東京に残るべきなのかどうかとか。 昨日は大学時代のサークルの先輩の結婚式があった。ぼ…

キャリアカウンセリングへ行ってきた

キャリアカウンセリングというものへ行ってきた。ぼくの将来について相談してもらうためだ。ぼくはやはり、自分の思っていることの10分の1も話すことができなかった。それから吉祥寺へやってきて、ドトールで本を読んだ。ケッセルの「懶惰の賦」という短編を…

おぉ!おぉ!

社員でカラオケに行った。カラオケ館の受付には頭の禿げ上がったサラリーマン達が大挙して押し寄せていた。これほど年をとるまでスーツを着続けても、花金の娯楽がちゃちなカラオケボックスなのかと思うと哀しくなった。 ぼくらは6人で入ったが、誰一人とし…

結婚式の二次会で…

村上春樹が言っていた…自分は小説を書くのがとても好きなのだと…。 結婚式の二次会に出席した。大学時代の先輩や友人達はみなとてもいい会社や役所に勤めていた。ぼくは彼らを羨ましく思った。そして彼らと友達でいられるのをありがたく思った。でも、ぼくら…

こんな夢を見た 先輩と激しいセックス他

ゲームセンターでダンスダンスレボリューションをしたりプリクラの機械に入ったりした。そこに職場の先輩がいた。先輩は太っているけど胸がとても大きい。ぼくらはプリクラの中で静かに横になった。セックスをするつもりはなかったけど、2人はいつのまにか…

マソンの死

マソンは迷っていた。しかし結局仕事をやめた。 すぐにマソンは後悔した。彼は大学を卒業して4年間フリーターをしていたので、なかなか次の仕事が決まらなかった。初めての仕事を半年でやめたことも災いした。その仕事は友人の強力なコネで手に入れたものだ…

脳内のものを列挙

頭のなかがとっちらかってきた。 1.今の会社で正社員のなりたい。フリーターでいるのは精神的に辛いからだ。 2.今の会社で働きたくない。労働時間が長すぎるからだ。 3、今の会社にいるママゴンが面倒くさい。 4、森鴎外は書いたものは小説なのだろう…

脱東京を希望する

働くのはきつい。帰りが遅ければなおさらだ。うんざりさせる夜のオフィスの倦怠と仕事以外になにもできない毎日のことを思うとやるせない気持ちになる。おまけに、自分自身をこんなにも苦しめる理由などひとつもないのだときたら、なおさらだ。金などいらな…

アリョーシャ

アリョーシャは東京の大学へ進学した。線路がたくさん走っていて、いくつも街があるのに驚いた。彼は大学へ行かず街で遊ぶようになった。はじめのうちはクラスの友達と連れ立って歩いた。そのうち彼に付き合う友達は1人しかいなくなった。しばらくして、彼…

柴門ふみとビーチ・ボーイズとショージ君に心動かされる

柴門ふみの初期短編集を読んだら無性に青春したくなった。あまり恋をしなかった学生時代を悔やんだ。切なくて胸がいっぱいになり、苦しかった。そのあとビーチボーイズのペット・サウンドを聴いたら余計に切なくなった。フリッパーズ・ギターをよく聴いてい…

こんな夢を見た

大学の教室みたいだった。長机が並べられている部屋でぼくらは仕事をしていた。ぼくの後ろではひとつ上の先輩と彼の上司が仕事をしていた。仕事だからといって、その2人はセックスをはじめた。ズボンだけを脱いで、立ったままはじめた。前戯をしないで、上…

蛍、変身

ネットブックを持って吉祥寺のドトールへ行った。過去3年間に自分が書いたブログの記事を拾い読みした。下らないことばかり書いてあった。ときどき将来への希望や不安が吐露されていたが、考えていることは今とさして変わらなかった。それから自分の半生を…

絶望経由国立行

国立駅そばのタリーズへやってきた。洗練されたフロアと静かなジャズ音楽がぼくの心をほぐしてくれる。ドトールとは大きな違いだ。ぼくはかつて彼女とのデートでドトールやヴェローチェを使って機嫌を損ねられたことがある。そのころはカフェなんてどこでも…

フロアがひどくうるさいのだ…

ぼくは読書をしようと思ってドトールコーヒーショップに入った。マフィンを食べて、カフェオレを飲みながら電車で読み始めたカミュの続きのページを繰った。でもほとんど読まないうちにぼくは話を追う力を失ってしまった。4年ぶりに読み返す「異邦人」は強…

意味?

土曜日。体の調子がおかしかった。9時過ぎまで寝た。部屋の掃除をしながら音楽を聴いていたら時間が過ぎていった。音楽を聴いたのはひどく久しぶりのような気がした。行く当てはなかったが、アパートを出て下北沢の駅へ向かった。ひどく暑かった。西口の改…

こんな夢を見た

こんにちは。お元気ですか。僕は元気です。 寺へ行った。大田区にある妙心寺という寺だった。同じ名前の寺が京都にあって、行ったことがあるな、と思った。 この寺には珍しいことにキリスト教の祭壇があるのだった。堂内を二階へあがるとそれはあった。ひん…

暗い…灯り…

飲み会が終わり、井の頭線に乗ってアパートへ帰っていた。すし詰めの車内から立ち並ぶ家々の灯りが流れるのが見えた。それらの灯りとぼくを乗せた電車は、暗い路地の中を滑るように走っていった。ぼくはかつて見た沢山の街の夜のことを思い出した。街の形は…

こんな夢を見た

中学校の同級生と学校の旅行へ出ていた。ぼくらは海にほど近い建物の土産物売り場を出た。空は曇っていた。空が曇っていた。 トイレに行きたくなった。でもその前に浴衣を着た女の子がぼくの部屋のトイレに入った。トイレのドアはガラス張りで、浴衣を脱いで…

ちんこ史2

ぼくは感受性が強すぎるのだ…。成り行きに任せた生まれてこの方の四半世紀でやってきたことと言えば、感じることだけだ。え?なんだって?達成感?なにかを成し遂げたときの、達成感だと…?うるさいッ!そんなものは幻だッ! 過ちの源はぼくが勉強ができすぎ…

ぼくはどうすればいいだろう?

帯状発疹が腕に出てきた。疲れとストレスがたまっている。ハードな労働と先行きのない未来のために…。

ネットブックを買った

新しいパソコンを買った。ネットブックと呼ばれるタイプで小型で軽量で容量が少ないものだ。ぼくはパソコンをあまりハードに使わない。インターネットでニュースやエッチな動画を見るくらいだから、これで十分なのだ。巨大なデスクトップパソコンをセットし…

こんな夢を見た

彼女と木造家屋が立ち並ぶ閑散とした路地を歩いていた。京都のようだった。一軒の石造りの洋館が、薄暗く、威圧的だった。ぼくの手のひらに2匹の小さなパンダの胎児がいた。ぬるぬるとした白い液体に包まれて2匹の胎児が抱き合っていた。 海沿いの道を車に…

ちんこ史

山と海に囲まれた街に育ったので、彼は東京に出てひどく驚いた。大学生になったときだった。いつも彼の周りにそびえていた大地の隆起を、どこを見渡しても見つけることができなかった。果てのない茫漠とした平野に彼はひどく不安になった。 彼は吉祥寺から自…